今回は、ウインザータイプダイニングチェアのガタつき修理をしたいということで、ご依頼を頂きました。

このダイニングチェアは、ウインザータイプで、背もたれが低く腰の部分をサポートする形状のもので、脚部の形状に特徴があります。約25年間使用しているそうで、ご夫婦でお気に入りのダイニングチェアとのことでした。形状が特に気に入っていて、身体にフィットするそうです。

修理について伺うと、「ガタつきを感じたので、買い替えも考えていたが、なかなか同じようなチェアが見つからず、予算がオーバーしても修理して使いたい。」とのことでした。

今回、いのくち家具に依頼をいただいた理由を伺うと、店舗があることはご存知だったそうで、「事前にネット検索でいのくち家具のサイトを見つけ、修理内容や修理金額の目安がわかりやすかったので修理の相談をしました。」とのことでした。

他の店舗のサイトでは、なかなか金額が提示されておらず、どれだけお金がかかるか不安だったとのことでした。

修理対象のダイニングチェアは1脚で、よく座られるものだけにガタつきの症状が出ているとのことでした。実際に状況を確認すると、チェア座面下の金属製回転盤がガタついており、ベアリングのボールが一部なくなっているため、全体が傾斜していました。

こちらのダイニングチェアは、年式が古くメーカーが不明であったため、同型回転盤は入手ができない旨をご説明し、適合品を探し修理をさせていただきました。

適合品は回転盤のプレートサイズと取付位置、ボルトサイズ等を測り選定しました。

修理後、引取り時に仕上がりを確認いただき、お客様からは「（回転部分も）スムーズに動作し、修理前の引っかかる感触もなくなりました。なんとか予算内に収まったので、満足しています。他のチェアも不具合が出たらまたお願いします。」とお言葉をいただきました。

また、「愛着のある物を直しながら長く使う方が、気持ちも良く、環境にも優しいですね。」ともおっしゃっていました。

今回のお客様のように気に入ったものを長く使用したいという方は多いと思います。長く使用するためにも正しいメンテナンス方法を知ることはおすすめです。ぜひいのくち家具のスタッフに家具を長く使用するためのメンテナンス方法をご相談ください。

ただし、今回のようなチェアの回転盤は消耗品です。異音が出る/スムーズに回らない/床に黒い汚れが目立つなど、異常を感じたら無理に使用せず、いのくち家具にご相談ください。

これからダイニングチェアやその他家具の購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います！

些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。