作業内容
修理対応者より
松田家具の回転式LDチェアの脚部修理の依頼をいただきました。
LD(リビングダイニング)チェア
ゆったりと大きめに設計されていてリビングチェアとしてもダイニングチェアとしても使用できるチェア。
このLDチェアは、13年前にいのくち家具にてテーブルと今回のLDチェア4脚のセットで購入いただきました。(幅65cm 奥行66cm 高さ80cm)
テーブルとほかの3脚に不具合はないようで、「修理可能であれば引き続きセットで使用したい」とのことで修理の相談をいただきました。
LDチェアの状況を確認すると、木製円形の脚部が破損し、金属製の回転盤を取り付ける木部が割れており、埋め込み式のナットがなくなっていました。おそらく、回転盤の取り付けネジが緩んでいる状態で使用したため、接合部に負荷がかかり木部が割れたのだと思われます。
チェアのネジ部分は使用しているとどうしても緩みが発生してしまいます。家の大掃除のときなどでも良いので定期的に状況を確認してもらえたらと思います。また、使用中にがたつきや異音がする場合、ネジの締め直しをすることで、破損を防ぐこともできます。
修理の対象箇所は脚部取付の木部が割れの部分のみだったので、今回は強度面を考慮して木部を上下貫通させ、下部よりワッシャーとナットで固定することにしました。
修理後、仕上がりをご確認いただき、お客様から「完全に元どおりになりよかったです、回転もスムーズで大事に使います。」
「他の3脚もがたつきなど気が付いたことがあれば、すぐに相談するようにします。」と大変ご満足いただけました。
今回のお客様のように愛用しているものを可能な限り使用したいという方は多いと思います。修理についてお悩みの方は、是非いのくち家具のスタッフにご相談ください。
これからチェアやその他家具の購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。