作業内容
修理対応者より
今回は、お子さんがはしゃいで破損してしまったソファの背もたれの破れの修理と全体のクリーニングをしたいということで新規のお客様からご依頼をいただきました。
こちらのソファは他店購入で、とてもお気に入りの家具であることと購入からまだ3,4年ということで修理を検討されたとのことです。
今回は片肘2人掛けソファの背もたれ端部分の破れの修理と座面の汚れを取るためのクリーニングを行いました。座面の汚れについてはお客様でも入念にきれいに掃除されたようですが、染み込んだ汚れがまだ気になるとのことでした。
お客様が行った汚れへの対処は、濡らしたタオルと乾いたタオルを使った拭き取りとのことでした。これだけでもある程度の汚れは取れるかと思いますが、汚れによっては後に残ったり汚れが広がってしまう可能性があります。
ご自宅でできる汚れの取り方としては次の手順で行っていただければと思います。
〈ご自宅でできるソファの汚れへの対処〉
①全体を乾いたタオルで乾拭きする
②水で希釈した中性洗剤にタオルを入れて固く絞る
③②のタオルで汚れの気になる箇所を拭く
④水拭きする
⑤乾いたタオルで乾拭きする
⑥乾燥させる
※ソファなどの素材によって、中性洗剤の使用を控えた方が良いものがあります。ご注意下さい。
ちなみに、専用のメンテナンスキット(クリーナーやプロテクター)の使用がもっともおすすめです。
今回の場合ですと、クリーナーとプロテクターがセットになった、ユニタス「テキスタイルケアキット」(5,000円程度)です。
いのくち家具でもお買い求めいただけますのでぜひご相談下さい。
ここからは今回の修理内容についてご紹介します。
破れの修理はもちろんですが、クリーニングをすることで、ソファの張地の色も元の濃いグリーンになり新品のような色味に戻りました。
〈今回の修理内容〉
・背もたれの破れの修理
①張地(張り生地)をすべて剥がす
②張地を裏返してミシンをかける
③ソファの型に張地を戻す
・クリーニング
お子様の嘔吐のシミや、食べこぼしによる汚れが蓄積した状態だったため、洗浄・バキューム吸引でクリーニング
※張地や汚れ具合によってクリーニング手法は変わります。お気軽にご相談下さい。
詳しいクリーニングの流れはこちらになります。
①業務用洗剤をソファ本体に泡立て付着させる
②あて布をする
③あて布の上から吸引機を使い汚れをあて布側に吸着させる
お客様からは「破れてしまった部分が違和感なくきれいに修理されていて嬉しい。クリーニングで新品のようになり気持ちよく使えます。」と嬉しいお言葉をいただきました。
今回のお客様からのお問い合わせ時に「他店で購入した家具も修理できますか?」とご相談がありました。
いのくち家具では当店購入だけでなく他店購入の家具も責任を持って修理させていただきます。思い出があり、永く使いたい家具の修理をご検討の方はお気軽にお問い合わせ下さい。
また、これからソファやその他家具の購入の検討されている方の家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。
クリーニング