作業内容
修理対応者より
今回は、いつもいのくち家具をご利用いただいているお客様からご依頼でソファの修理を行いました。カリモク家具のソファで18年前にいのくち家具で購入いただき、大切に使っていただいていました。
今回は肘掛けのウレタンのヘタリや革の割れについての修理をしたいとのことでした。
こちらのソファはご主人がメインで使われているそうで、シートの高さや奥行き、肘掛けのポジションが身体にフィットしていて、革の質感も最高なので他のソファは考えられないとおっしゃっていました。まだまだこのソファでおうち時間を楽しみたいということで修理での検討をされました。
ソファを確認すると背もたれと座面は状態が良く、丁寧に使われていることがわかりました。
しかし、修理の相談のあった、体重のかかりやすい肘掛けの部分はウレタンのへたりや革のキズが目立っていました。
〈20年愛用するための革張りソファの使い方〉
本革ソファの寿命は通常10年くらいと言われています!
しかし、使い方次第では今回のお客様のように18年以上も愛用していただくことができます。
いのくち家具が提案するソファの使い方を参考にしてみて下さい!
①なるべく日に当てない
→日に当たると本革は熱に弱いので劣化しやすいです。カーテン等で調節してください。
②お手入れは1年に一度は行う
→1ヶ月に1回のお手入れがベストではありますが、
最低でも年末年始の大掃除の際にはぜひお手入れを頑張りましょう!
※張地の革に合うクリーナーをご利用下さい。
③同じ場所で座り続けない
→同じ場所に座り続けるとウレタンがへたってしまいやすくなります。
ソファのためにも意識的に座る位置をずらしましょう!
修理箇所としては2箇所ありました。
①布・革の張替え/補修
→肘掛け部の本革の表面にひび割れが発生して、部分的に伸びている状況でした。
②ウレタン交換
→肘があたる部分のウレタンのへたりが特に目立っていました。
今回の修理ではお客様のソファ張地の革が生産終了していたため、別の革での張替え修理をする方法しかありませんでした。
そこで、ご自宅に革サンプルを持参し、代替えとなる革のご提案をさせていただき、ご納得の上で修理をさせていただきました。
お客様からは「元の革とは異なる革と伺っていましたが、違和感なく仕上がっていて満足しています。」と嬉しいお言葉をいただきました。
また、ウレタン交換によってボリューム感の増した姿にも喜んでおられました。
これからソファやその他家具の購入の検討されている方の家具選びのポイントや
家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。
ただ家具選びや修理相談を受けるのではなく、使い勝手やメンテナンス、
お部屋とのコーディネートを含めご提案させていただきます。
補修、ウレタン交換