やっぱりインテリアが好き物語
ご夫婦の“好き”をカタチに。北欧ビンテージでつくる心地よい住まい

家で過ごす時間が長くなるほど、暮らしの中で「心地よさ」や「使いやすさ」がいかに大切かを実感するようになります。
その鍵を握るのが、毎日の生活に密接に関わるダイニングやリビングの空間づくりです。
今回ご紹介するのは、新築住宅をご購入されたK様の家具納品事例です。
北欧ビンテージの雰囲気を取り入れたいとのご要望をいただき、いのくち家具では、ご新居での新たな暮らしに寄り添うため、北欧ビンテージの雰囲気を取り入れ、温かみのあるコーディネートを行いました。
家の図面を作成されているときに来店されましたので、外壁の色、クロスの色、玄関タイルなどから一緒に考えていきました。その後に家具のコーディネートを考えてまいりました。
素材感や色味など細部にわたってこだわった家具選び。
「家族で過ごす時間がもっと豊かになるように」との想いを込めて仕上げた、ダイニングとリビングそれぞれの空間づくりの工夫をご紹介します。
〜Kさんデータ〜
・2人家族&ワンちゃん
・購入家具:
TVボード(カリモク家具)
ソファ(日本フクラ)
ダイニングセット(冨士ファニチア、ナガノインテリア)
ベッドフレーム(ドリームベッド)
マットレス サータマットレス(ドリームベッド)
カーテン(フジテキスタイル)

1. 温もりと機能性を兼ね備えたダイニングコーディネート
住まいにおいて、ダイニングは単なる食事の場にとどまらず、家族が集まり、日々のコミュニケーションが交わされる大切な場所です。今回納品させていただいたのは、北欧ビンテージの温もりと、現代の生活スタイルに調和する機能性を両立したダイニング家具です。空間に優しくなじむよう、木目や質感にまでこだわり抜いたテーブルとチェアが、暮らしの中に豊かさをもたらしています。
ダイニングテーブルは、優しい丸みあるデザインが気に入り、冨士ファニチアのR04325 Lという商品をお選びいただきました。このダイニングテーブルは2種類の天板と8種類の面形状から選べるオーダーテーブルとなっており、無垢材からなる天板と脚が特徴です。
今回は、ウォールナット色をお選びいただき、木の素材感が引き立つオイル仕上げで納品させていただきました。ビンテージ家具のような風合いを感じさせつつも、日常使いに適したメンテナンス性を兼ね備えています。厚みのある無垢材の天板は、木そのものの温かみを直に感じられ、手を置いたときの心地よさも格別です。職人が一つひとつ丁寧に仕上げた角の丸みや脚部の接合部は、細部への美意識が息づいています。
チェアは、デザインと座り心地の両面から吟味されました。お二人の気に入ったチェアが分かれてしまいましたが、最終的にはそのままメーカーの異なる2種類計4台を購入いただきました。テーブルと同じ冨士ファニチアの「Nagi」というチェアです。もう1つは、ナガノインテリアの「ichimaru アームチェア」というチェアです。座面の高さや背もたれの角度、素材の肌触りなど、どちらも一級品です。メーカーは異なりますが、座を板座にし、木部の仕上げや色合いもテーブルとの調和を意識し、空間全体が一体となるようコーディネートされています。
家具の配置についても、広がりを感じさせながらも落ち着いた印象となるよう工夫しています。空間に余白を残すことで、家具一つひとつの存在感が引き立ち、より丁寧に暮らす気持ちを育んでくれます。食卓を囲む時間が、特別なひとときとなるような、そんなダイニングが完成しました。
2. 美しく、心地よく過ごせるリビングの工夫
リビングは、家族それぞれの時間が重なり合い、最も長く過ごす場所とも言える空間です。今回納品させていただいたリビング家具は、ソファとテレビボードです。どちらも北欧ビンテージの趣を取り入れながら、現代の住まいに美しく調和するようデザインされています。
ソファは、いくつか座って体感して頂き、くつろぎ感と色味で悩まれましたが、お好きな色でもあるブルー系にされました。クッションは差し色でグレーをおすすめいたしました。
このソファは背とアームが同じ高さとなっており、お部屋の中心に配置しても開放的ですっきりした印象になります。また、脚の高さを変えることやカバーを取り外して、水洗い・ドライクリーニングすることができます。
テレビボードは、相談をいただいた当初は角張った北欧モダン調のものをお選びいただいていましたが、ダイニングセットのラインに合わせて、少し丸みのラインがある商品を選ばれました。
テレビボードとソファの配置は、リビングの広さや導線を考慮し、開放感を保ちながら視線の抜けを意識したレイアウトとしました。視覚的な圧迫感を与えず、自然とくつろげる空間となっています。
また、カーテンも特徴的で、ウェーブスタイル×ロールスクリーンで演出 、部屋の中はお気に入りのレースでウェーブスタイルを楽しみ、気になる夜間の外からの視線はロールスクリーンで対策できます。
ウェーブスタイルとはウェーブが等間隔に保たれたヒダをとらないカーテンのことで、新しいスタイルのカーテンとなります。シンプルでありながらダイナミック。流線的なシルエットの美しさに目を引かれる今おすすめのスタイルとなります。
ただレースだけでは夜間の外からの視線が気になるので、夜だけロールスクリーンを閉めることにより、昼はすっきりとしたシルエットで、夜は視線を気にせずに過ごすことができます。
リビングの家具選びでは、見た目の美しさはもちろんのこと、日々触れるものとしての快適さ、暮らしとのなじみ方が重要です。今回納品した家具たちは、まさにその理想を形にしたものです。品質と佇まいに細部までこだわり、長く愛着をもって使い続けられる家具です。
最後にベッドスペースですが、ドリームベッド広島本社ショールームへご案内し、多くのベッドフレームをご覧いただいた中で、シンプルなデザインが良いというご要望をいただきました。スペースに限りがあったこともあり、奥行きの少ないベッドフレーム「ミクサリー」をご提案し、すぐ気に入っていただけました。
マットレスは柔らかいものというご要望をいただいたので、いくつか提案し、試し寝をしてもらいました。その中でも全米マットレストップブランド、サータの「トラディション」シリーズのマットレスに決めていただきました。
3. おわりに
家具は、単なる道具ではありません。
そこに住まう人の時間を包み、日々の暮らしに寄り添いながら、思い出を紡いでいく存在です。
今回のお客様のように、住まいづくりの初期段階から家具を含めた空間全体を丁寧に考えることで、より自分らしく心地よい暮らしをかたちにすることができます。
「この空間で、どう過ごしたいか」「どんな雰囲気にしたいか」。
そんな想いを、家具というかたちに変えるお手伝いを、私たちいのくち家具は大切にしています。
気になる家具や、家具選びのお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
デザインだけでなく、利便性やお家の間取り、お客様一人ひとりの理想に沿ったご提案をさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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