作業内容
天板の割れ補修と側板組み直し
修理対応者より
40年以上前に購入された木製小物入れの修理をご依頼いただきました。
この小物入れは、嫁入り道具と一緒に揃えられた大切な品で、お客様にとって特別な思い入れのある家具でした。
年月とともに天板には割れと欠けが生じ、側板も外れてしまい、使えない状態になっていました。「何とか修理して使い続けたい」という気持ちから、修理できるところを探されていました。そんな中、新聞の折込広告で当店が家具修理を行っていることを知り、お電話をいただきました。
状態を確認すると、天板の一部が欠け、側板の組つぎが外れて開いている状態でした。幸い、引出しや本体底面などには大きな破損はありませんでした。
今回は、組み直しを中心に以下の手順で修理を行いました。
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- 引出しを外し、底枠を外して側板を広げ、全体を組み直し。
- 天板の割れは、幅の広い部分には補強材を差し込み、細い部分はパテで補修。
- 側板の組つぎの外れはそのままでは組み直しできなかったため、木部をわずかに削ってサイズを調整し、接着とビス止めで固定した上でパテ埋め。
- 色合わせのためウレタン塗装を施し、引出しの可動具合を調整して完成しました。
仕上がりをご覧いただいたお客様からは、
「修理は無理だと思っていたので、ほぼ99%元通りになって大変嬉しいです」
とのお言葉をいただきました。
家具は長年使うことで生活の一部になり、思い出が詰まっていきます。今回のように、「壊れたから買い替える」ではなく、「直して使い続けたい」というお気持ちに応えられたことは、私たちにとっても嬉しい経験でした。
これから家具・インテリアの購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。