作業内容
修理対応者より
30年以上前にいのくち家具でご購入いただいたマルニ木工のダイニングセット(伸縮式テーブル1台とチェア6脚)の再塗装と座面の張替えのご依頼をいただきました。
ご依頼主のお客様は、ご自宅の家具をほぼ、いのくち家具で揃えられており、今回の修理も迷わず当店へご依頼をいただききました。
当初は買い替えも検討されておりましたが、愛着もあり、気に入っているので使い続けたいとのことで修理を行うことになりました。
修理箇所の確認のため、テーブルとチェアの状態を拝見させていただくと、テーブルの天板には大きな傷は見受けられませんでした。天板に傷がつかないようにマットを使用されていたとのことです。しかし、細かい部分の傷はあるようで、天板の耳(端の部分)の溝などところどころ目立つ傷が見受けられました。テーブルの脚とチェア脚が当たる部分には目立つ傷がありました。2本脚のテーブルの場合は、脚と脚がぶつかり易く、傷が生じてしまいます。
チェアの座面は、張地が経年劣化によって色あせ、毛羽立ちやウレタンのへたりが見られました。また、チェアフレームには小さな傷や打痕がありました。背もたれの籐はしっかりしていたため、張替えはせず、色を塗り直す対応のみ行うことになりました。
今回は、テーブル・チェアともに製造メーカーの工場で修理をおこないました。
修理の内容ですが、テーブルは天板から脚部まで全てを再塗装いたしました。
チェアは座面の張替え、ウレタン交換と鋲の打ち直しを行いました。
チェア張地については、今までお使いのものの色と柄が大変気に入っていらっしゃいましたが、すでに生産が終っていた為、同系統の大きな花柄で濃いグリーン色の張地を選ばれました。
仕上がりをご確認いただき、お客様には「お気に入りのダイニングセットが見違えるほどきれいになり、大変満足です!特にチェアの張地が気に入りました。大切に使っていきます。」とご満足いただきました。
今回のお客様のように、思い入れのある家具を修理して引き続き使用したいと思う方は多いと思います。修理についてお悩みの方は、是非いのくち家具のスタッフにご相談ください。
これからチェアやその他家具の購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。