作業内容
修理対応者より
20年位前に他店で購入されたマルニ木工のダイニングチェアについて、4脚の脚部修理のご依頼をいただきました。
長年の使用で、ボールキャスターのベアリング部分が劣化し、オイルが滲んで床が黒く汚れるといったお悩みを抱えておられました。お客様はゆったりと座れるキャスター式のダイニングチェアがお気に入りで、代わりになるチェアが見つからなかったため、今回修理を検討されました。
マルニ木工で修理見積もりをされたそうですが、予算が合わなかったため、以前いのくち家具で家具をご購入いただいていたこともあり、今回ご相談をいただきました。
ボールキャスターは劣化しておりましたが、脚の部分に割れや不具合は見られなかったため、今回はボールキャスターのみを交換いたしました。
元のキャスターは差し込み式でしたが、耐久性を考慮し、強度が高いネジ式キャスターに交換いたしました。
オフィス用チェアの双輪キャスターは差し込み式が一般的ですが、最近の木製ダイニングチェアはネジ式がスタンダードです。
<修理工程>
・差し込み式キャスターの本体軸受部の樹脂を木部から剥離して除去。
・ネジ式の金属製軸受を装着。
・ボールキャスターを14mmスパナで軸受に締め付けて完了。
使用状況によっては、キャスターの締め付けが緩むことがあり、破損の原因になる可能性がありますので、定期的にネジの緩みを確認することをおすすめします。
以下のような状態は、ボールキャスター交換の目安です。
①チェアの押し引きがスムーズでなくなった。
②異音が出る(キーキー、カタカタなど)。
③ベアリング部分からオイルが滲み、床が汚れる。
④差し込み式の場合、チェアを持ち上げるとキャスターが抜け落ちる。
修理後、お客様には「キャスターの仕様が変わっても違和感なく使えています」とご満足いただきました。
今回のお客様のように、気に入っている家具を修理して引き続き使用したいと思う方は多いと思います。修理についてお悩みの方は、是非いのくち家具のスタッフにご相談ください。
これからチェアやその他家具の購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。