作業内容
修理対応者より
今回は、旧 大塚家具工業(現 ウィドゥスタイル)のドレッサーの面材のめくれ、色あせ修理のご依頼をいただきました。
このドレッサーは、30年ほど前に結婚のタイミングで他店舗にて購入されました。購入後5年ぐらいからあまり使わなくなっていましたが、姿見としても使える珍しいデザインのドレッサーなので、修理してもう一度使いたいとのことでご依頼をいただきました。
いのくち家具へご依頼いただいた理由を伺うと、「以前ダイニングチェアの座面張替えをいのくち家具にお願いして、その時の仕上がりに満足しました。安心もできるのでまたお願いしたいと思いました。」とのことでした。
ドレッサーの状況を確認すると、天板の両側の面材などがめくれており、所々色あせておりました。窓際に置いて使われていたようなので、日焼けが原因かと思われます。
お客様のご要望を伺いながら、修理方法の説明を行った上で、2つの修理を行いました。
①造作修理
天板両側のめくれはかなり進んでいてシート修復が難しかったため、サクラの木にて新しく造作しました。見栄えも意識し、サクラの木の木目が綺麗に出ている部分を選び造作しました。
②ツヤ出しの研磨、塗装
ドレッサー前面は研磨し塗装を、引出しの中も研磨し仕上げました。
また、今回の修理でご依頼いただいた内容以外で、修理をしていく中でガタつきやなど別途修理が必要な部分が見つかりました。都度お客様に確認し、追加で修理を行いました。
〈追加の修理内容〉
・引出し部分:がたつきがあったため、スムーズに動くようにしました。
・コンセント部分:仕上げの際取り外したら朽ちていたため、取り替えました。
修理後、仕上がりをご確認いただき、お客様から「仕上がりのクオリティが高く驚きました。もう窓際には置かないようにします。」「今後は引き続き娘が大切に使います!」と大変ご満足いただけました。
今回のお客様のように、2世代にわたって家具を使用していただくことは多いと思います。お子様のご結婚にあわせた家具修理についても是非いのくち家具のスタッフにご相談ください。また、他店舗で購入された商品も修理相談を承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
また、修理中に見つかった家具の不具合についても、その都度お客様にご説明した上で対応しております。ご依頼いただいた部分だけを直して納品するのではなく、全体を見て、必要な部分も整えられることもいのくち家具で修理を行う魅力ではあります。
これから婚礼家具やその他家具の購入を検討されている方への家具選びのポイントや家具の修理を検討されている方のために今回の事例が参考になればと思います!
些細なお悩みでも構いませんので、家具のことならなんでもいのくち家具までご相談ください。