デザインと座り心地がお気にいりのダイニングチェア。
愛着を持って使われていたのですが、張込み座面の布の汚れがかなり目立ってきたとのことでご依頼をいただきました。
今までご使用された中で生まれた不安点などを伺いながら、黒の糸目の入ったワインレッド色の布地を選ばれ、ガラッと雰囲気を変えられました。
布地の選定の決め手となったのは奥様の好みに合う生地感とカラーだった点が大きいですが、加えて気にされていた“汚れの目立ち”もこちらの生地にすることで解消に繋がりました。
今回お選びいただいた様な2色以上の糸目の生地にすることで汚れが目立ちにくくなる利点があります。
修理後に「思っていた以上の仕上がりです」と嬉しいお言葉をいただきました。
修理のお打合わせ時には生地の見本帳を元にお選びいただくのですが、その際には張替えの全体イメージがはっきりとはできていなかったそうです。
木製部分の愛着を残し、新しい姿となったダイニングチェアに「今からは、なるべく汚さないように使っていきます」とおっしゃいました。